中休み

勤め先が変わる。変えるというべきかな。というタイミングで、何か残しておかないといけない気がしたので。
 
人より長い学生時代の最後、大学院生として過ごすことが決まった時に自分の中でちょっとした覚悟をした。漠然とだけど、年齢的に大人として自覚を持つ頃合いだという気持ちがあったので、自分の言動に責任を持てるようになろうと言う事を考えていた。具体的ば方法論は持っていなかったのだけど、約束の履行とか後始末をするとか、人任せにしないとか、今まで子供だから大目に見られた点を何とかしないと「人並み」になれないという感覚があったので、今後は改めていこうという程度の話。
それまでの学生生活といえば、時を忘れて無節操に遊ぶのが当たり前というお気楽な日々を延々と続けていたのだが、最後くらいは本分である学業を優先させないといけないな。と、ようやく勉強らしいことをするようになった。
タイムスケール的には、まともな人の学生生活を2倍希釈したような感じになるかもな。
勉めて強いるのは苦手だったけど学ぶのは好きだったから、学業を優先することは苦にならなかった。
環境の変化にそれなりに適応してなんとかなる感触を得たけど、卒業後に関しては何のビジョンも知識もなかったので教授に今の会社を紹介してもらい、流されるままに華麗にコネ就職。
就職してからは不慣れなことは多かったけど、それまでの覚悟の中でなんとかなる範囲だったから特に困ることはなかった。財布の管理が杜撰という点を除けば、そこそこ社会人としてやって行けるなと思いつつ、相変わらず将来像的なものを持ち合わせていなかったので、仕事以外に向かうものが見つけられなくてネトゲに走ったりしていた。
でもまぁ、基本的に意識が外側に向かっているかな。浪人して情報系から環境系に興味が移ったみたいに、注目を集めるモノの周りはどうなってるか?という視点で見てしまうから、一つの対象に興味を持ち続けるのが難しいし、飽きっぽいw
仕事をしているうちに、それまで見えてなかった世の中の仕組みが理解できるようになって、朧気に自分の立ち位置とか、役割とか考えるようになって、でも「自分はこれで食べていくんだ」という感触はあんまり得られなくて、それでも「常にあれこれ試行錯誤し続ける」という生き方もあり得るということを教えられたりした。
あれこれ考えても、『今生きている』以上の答えは出てこなくて、別に答えすら必要ない気もして、「なるようになる」と「やりたいようにやる」の狭間で生きて行くのかな。という感じ。
つまり、今の時点では生き方を変えるほどの転機だという気はしないってことだなw